当社は「全国JOCジュニアオリンピックカップ水泳競技大会」に出場した全選手のスチール撮影しています

JOC観戦記 2005 SUMMER 2日目

第28回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会
期日 2008年 8月26日(木)・27日(金)・28日(土)・29日(日)・30日(月)
高田選手のレースを見守り続けた大村コーチ
会場を揺るがす大歓声に包まれた13〜14歳男子個人メドレー決勝。2位の選手が猛烈にトップを追い上げる。ゴールまで3m….2m…1m..タッチの差で逃げ切った瞬間、観客席は総立ちになった。ざわめきの中で、一人のコーチが、ふっと息を吐く。1位、2位共に「大会新」のアナウンスに、盛大な拍手が贈られ、コーチは小さくひとつ頷いた。2位に入った注目選手の一人、NISPO所属、高田寛幸選手を育てる大村コーチその人だ。選手と一緒に、コーチもレースを戦っている。「レースはなるようにしか、なりません。負けて一番悔しい思いをするのは選手自身。コーチは選手の泳ぎに合わせて通路を走って精一杯声を出して応援するだけです」。優勝を狙っての2位、それでも「今の力からすれば満足しています。森くんも強いですから。でも、やられっぱなしじゃなかった。最後は追い詰めましたからね」。そして「小学校の頃からずば抜けていたので、みんな高田をやっつけようと挑んでくるんですよ」という二人は、「オリンピック目指して、今年はここまでやろう」と話し合っている。最後に、自身について「熱く、カァーっというタイプで、行け行けGOGO(笑)ただし、子供には競技者という前に人としての徳を教えてあげないと・・」そう話す視線の先には、プールを後にする高田選手の背中があった。

レポート・岩崎 広

高田選手のスタートを見守るNISPO応援団
高田選手のゴール直前の追い込みに大歓声
優勝した森選手(美幸ヶ原SS、右)と惜しくも敗れてしまった高田選手(左)お互いに大会新記録を更新し健闘を讃えて笑顔を見せていた
プールサイドに設けられた引率者のブースから決勝のレースを見守るコーチ陣
高安亮選手 世界水泳モントリオール2005 400mメドレーリレー銅メダリスト 表彰式のプレゼンター
10歳以下と11〜12歳の優勝クラブと最優秀選手の表彰式